誰のためにもならない私のブログ

イチャイチャ共演という名の任侠ツーマン

大槻ケンヂと挫・人間のツーマン

場所は新宿redcloth

仕事が休みということもあり、

チケットを取って行ってきました。

中学生時代、休み時間に一人で、

大槻ケンヂさんの著書を読み、

高校生時代、休み時間に一人で、

挫・人間を聴きながら

お弁当をつついていた

私のためのツーマンだと思った。

そんな私を肯定してくれるのは

彼らだけだと思っているし、

神様だとも思っています。

これは私が行くべきライブだなあと

思い、オーケンのヒビメイクを

真似して新宿へ。

先攻はオーケン。弾き語り。

見るのは2回目だったけれど、

それでも私の憧れの人だから、

思わず泣いてしまった。

生まれて初めてダーメ!って、

腕をあげることができて嬉しかった。

オンリーユーの時は

ようやく聞けた感動で

ボロボロ泣いてしまって、

元のばちかぶりバージョンも

中学生のときたくさん聞いていたので。

生きててあげようかなという感覚で

生きていて、本当によかったです。

33も上のおじさんを

好きになって約7年。

こんなに近くで見られる日が

来ると思っていなかった。

私が狂ったようにあなたの書いた本を

読んでいたこの数年は、

今私がここにいる理由になったし、

色々なことを乗り越えられる

原因にもなりました。

私がネオナチだったら、

オーケンのAppleIDの

パスワードを思い出し、

救えたのだろうか。

そんなことを思った。

 

大好きなオーケン

大好きな挫・人間が嬉しそうに、

楽しそうに話している姿も

嬉しかったなあ。

夏目くんのダンスを褒めていて、

ストリート仲間たちも誕生し、

下川最強伝説のMVの裏話も聞けた。

挫・人間との林檎もぎれビーム!

人として軸がぶれているのコラボ、

林檎もぎれビーム!からオーケン

知って、やって欲しいと

思っていたから嬉しくて仕方なくて。

木村カエレ(cv.小林ゆう)を下川リヲが超えてしまったんですよ!!!

オーケンがどんな女性声優さんよりも

可愛いって言ったことがすごい!

私はただのファンだし、

煮崩れたおでんで隅っコでしかないけど、この今世紀最高の現場に立ち会うことができてよかった。

 

下川くんがオーケンクジラックス先生のわんぴいすを教え、今はLOという雑誌があるんですよ、という話をしたことは、ものすごい事件だと思う。なんせ彼はロリータコンプレックスであり、ひまわりという曲を歌っているのだ。

 

挫・人間のライブは今までで

一番最高だと思えた。

下川くんがさすが遺伝子ですね、ってMCをした時、自分のことを最後のナゴムギャルの遺伝子だと思っているから、とても誇らしかった。

 

大槻ケンヂさんや筋肉少女帯がいなければ、できなかった曲がたくさんある、というMCからの天使と人工衛星

ドロレスヘイズというのはナボコフのロリータの少女の名、そういったところや、UFOと恋人を彷彿させるようなタイトル。思わず深読みしてしまった。初めてそんな気持ちで聞くことができた。良かった。

オーケンのノイローゼ期ばかり聞いていた頃に生まれた土曜日の俺はちょっと違うも、今まで見た中で一番なくらいアベくんが楽しそうだった。

絶望シネマで臨死でニアデスハピネス!と叫んだ瞬間、オーケンが聞いてくれているといいなと思った。

オーケンのステーシーズという作品が大好きで、くるくる少女や再殺部隊をたくさん聞いた。

魚になるまでエクササイズした。

学校に100人いたとして、その中に1人しかいないような奴らが集まってんだ!と夏目くんが言ってくれて、それだけで最高な日だと思えた。

教室の隅でグミチョコレートパインを

読んだ青春を過ごした同志たち。

初めて挫・人間を聞いた日、

グミチョコ読んでた青春を

今すぐ肯定したいんだという詩が

どれだけ刺さったことか。

最後の曲です!と言って

セルアウト禅問答をやり、

最後のナゴムの遺伝子と

言われてここまでやってきた、

と下川くんが歌ったとき、

気付いたら涙が溢れていた。

サブカルで食えないなら食ってやる

女食ってやる、はオーケン

サブカルで食うという著書や、

ロッキンホースバレリーナ

主人公を思い出して、

オーケンの曲だったんだと

改めて気付けた。

 

その後のアンコールで

問うならば!と何度もやってくれた。

銀杏BOYZの十七歳の「あいつらが簡単にヤっちまう30回のセックスなんかより、グミチョコレートパインを青春時代に1回読むってことの方が 僕にとっては価値があるんだ」と下川くんが言った。

あの曲とサラバ17才を、

18歳の誕生日前夜に爆音で

聞いたことは忘れられない思い出。

友達がいないから痩せた子猫の絵を描くと軽く歌ってくれたのも嬉しかった。

挫・人間とオーケンがいる私の人生、

大丈夫だよねぇ。

山口美甘子が登場したのも

ドキドキした。

元ネタを知らなくても

楽しめることはあるけれど、

やはり知っていると

人生もっと楽しくなるなあと思った。

 

生きててよかった、

生きてる意味を実感できる、

そんな夜でした。